povoに乗り換えたら通信料が抑えられると思い、検討しています。現在auなのですが乗り換え方法や注意点について詳しく知りたいです。
こちらの記事ではauからpovo2.0への乗り換え方法を徹底的に解説します。
auからpovo2.0に乗り換え方法の他に乗り換えた場合のメリットや注意点も併せて紹介するので、乗り換え検討の人は必見です。
乗り換えの際の気になる疑問にもまとめて答えていきます。
- auからpovo2.0への乗り換え方法
- auからpovo2.0へ乗り換えるメリット
- auからpovo2.0へ乗り換える際の注意点
- auからpovo2.0への乗り換えに関するQ&A
auからpovo2.0への乗り換えの前に【povo2.0の基本情報を確認】
povoは2021年3月からスタートしたauのオンライン専用ブランドです。
提供開始当初はpovo1.0として20GB:2,728円という料金で展開されていました。ドコモのahamoに対抗する形で打ち出された新ブランドでしたがpovo2.0に名称が変更され基本料金が0円のトッピング方式にプラン内容が一新されたのです。
povo2.0の基本情報
基本料金 | 0円 |
料金プラン | データ使い放題:330円 1GB(7日間):390円 3GB(30日間):990円 20GB(30日間):2,700円 60GB(30日間):6,490円 150GB(180日間):12,980円 ※その他期間限定トッピングもあり |
国内通話料 | 22円/30秒 |
国内SMS利用料 | 送信:3.3円/1通(70文字まで) 受信:無料 |
デザリング容量 | 無制限 |
支払い方法 | 原則クレジットカードのみ |
事務手数料/解約金 | 無料 |
基本料金0円なので自分の必要な分だけのデータ量をトッピングしてプランを作っていきます。
基本料金が0円というのは驚きですしトッピング方式は新鮮で面白いですね。
auからpovo2.0への乗り換えに必要な準備は?
- auからpovo2.0に乗り換えるにあたって必要な物を確認していきます。
乗り換え手続き後に後悔しないためにも事前準備をしっかり行いましょう。
【要注意】MNP予約番号は取得してはいけない
auからpovo2.0に乗り換える際にMNP予約番号の取得を行ってしまうと手続きができません。
注意してほしいのはauからpovo2.0への移行は厳密に言うと乗り換え(MNP)ではなく変更だということ。そのため予約番号を発行してしまうとpovo2.0に乗り換えできないのです。※予約番号をキャンセルすれば乗り換え可能です。
<MNP予約番号の取り消し>
auお客さまセンター:0077-7023(無料)
※年中無休【9:00~20:00】
通常の乗り換えだと思って予約番号を取得してしまいそうなので気を付けないとですね。
乗り換えにはクレジットカードと利用端末が必要
auからpovo2.0の乗り換えで必要なものはクレジットカードとpovo2.0で利用する端末です。
乗り換えで本来であれば必要になってくる本人確認書類についてはau IDで確認が取れるため必要ありません。
- VISA
- Master Card
- JCB
- American Express
- Diners Club
※クレジットカードは本人名義の物しか利用できません。
デビットカードやプリペイドカードも使用できるという声もありますがpovo2.0公式サイトではデビットカードが利用できないと記載されています。
デビットカードはお使い頂けませんので、恐れ入りますがクレジットカードを設定してお支払いいただきますようお願いいたします。
引用元:povo2.0公式:よくある質問
デビットカードが使えた例も
確実に契約したい場合はpovo2.0指定のクレジットカードの利用をおすすめします。
使用スマホがpovo2.0に対応しているか確認
使用スマホがpovo2.0に対応しているかも必ず確認しておきましょう。乗り換えた後でSIMカードを差して認証しなかった場合かなり面倒なことになりますからね。
auで購入した端末であればSIMロック解除は不要ですが、それ以外の端末を利用する場合はSIMロック解除がされている、もしくはSIMフリー端末を利用しましょう。
povo2.0公式サイトで対応端末一覧が確認できます。
eSIM非対応端末でeSIMを選択しても当然利用できないので利用したいスマホが利用したいSIMカードと合致しているかの確認は必ず行っておきましょう。
auからpovo2.0への乗り換え 申し込みは3ステップで簡単
auからpovo2.0への乗り換え方法は非常にシンプルです。
3STEPでお伝えするので一つずつ確認していきましょう。
auで回線契約がある端末から手続きを行います。
①povo2.0公式サイトのご利用手続き→auからpovo2.0へ変更→サイト下部の「auからpovo2.0への変更手続き(WEB)」を選択
②注意事項に従って進み、au IDと暗証番号4桁を入力
au IDで本人確認を取る際にauで契約時に設定した暗証番号4桁が必要です。同日中に3回以上間違えてしまうとその日の手続きが出来なくなってしまうので気を付けて下さい。
暗証番号が合っているか自信がない人、元の暗証番号を完全に忘れてしまっている人はお近くのauショップまたはWEBから変更手続きを行っておきましょう。
※My auから変更する場合は元の暗証番号が必要です。
契約に必要な情報を入力していきます。
- SIMカードの選択(SIMカード/eSIM)
- 契約者情報の入力
- 同意事項の確認
開通手続きはSIMカードの種類によって変わってきます。
<SIMカードの場合>
- 郵送でSIMカードの受け取り
- アプリからSIMカードの有効化を実行
- SIMカードを端末に差し込む
- 通信利用設定(端末によってはAPN設定が必要)
- 発信テスト(111)に電話をかけて問題なく繋がれば開通手続き完了
<eSIMの場合>
- eSIMの有効化を実施
- eSIMの設定
- 通信利用設定(端末によってはAPN設定が必要)
- 発信テスト(111)に電話をかけて問題なく繋がれば開通手続き完了
補足:通信利用設定(APN設定・プロファイルについて)
対応端末なのにSIMカードでうまく通信ができません。
対応端末なのに通信ができない場合は通信利用設定が必要です。
iPhoneの場合
iPhone・iPad共通でpovo2.0を利用するためにはIOSを最新にする必要があります。
OSが更新できる場合は下部に利用可能なアップデート内容が表示されます。
- iPhone・iPadのOSがアップデートができない場合はAPN設定プロファイルをダウンロードしましょう
povo2.0公式サイトからプロファイルのインストールが可能です。
povo2.0以前に他の格安SIMなどでプロファイルを入れている場合はプロファイルの削除が必要です。
「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」→「プロファイル」→表示されている他社プロファイルをタップして「プロファイルを削除」をタップ→パスワードを入力して「削除」をタップ→「現在インストールされているプロファイルはありません。」と表示されれば削除完了です。
Androidの場合
Androidの場合は端末本体の設定からAPN設定を行います。
【入力項目】
名前:povo2.0
APN:povo.jp
APNプロトコル:IPv4/IPv6
※その他の項目は入力不要です。
Xperiaの場合
auからpovo2.0に乗り換えるメリット6つ!
auからpovo2.0への乗り換え方法は理解できたでしょうか?通常の乗り換えとは違ってプラン変更するような感覚なので気軽に移行できますよね。
auからpovo2.0へ移行した場合どんなメリットがあるのでしょうか?
auからpovo2.0へ乗り換えるメリットを6つ紹介します。
基本料金0円なので月額料金が大幅に下がる
auの基本料金は~1GBまでのデータ容量で3,465円(税込)です。家族割プラスやスマートバリューの適用で2,178円まで下がりますがそれでも安くはないですよね。
povo2.0に乗り換えた場合、基本料金は0円です。
(家族割プラス+SV適用時) | au「ピタっとプラン5G」povo2.0 |
~1GB:2,178円 | 1GB(7日間):390円 |
1G~4GB:3,278円 | 3GB(30日間):990円 |
4GB~7GB:4,928円 | 20GB(30日間):2,700円 |
こう比較してみるとauがものすごく高く感じますね。povo2.0が安すぎて驚いています!
電話番号が変わることなくpovo2.0に変更できる
通常キャリア間での乗り換えはMNP予約番号を発行することで電話番号の引継ぎが可能ですが予約番号を発行する必要がないau→povo2.0の乗り換えはどうなのでしょうか?
結論としてはauからpovo2.0へ乗り換える場合、MNP予約番号を発行しない手続きではありますが電話番号はそのまま引き継ぐことができます。
今まで通りの電話番号でpovo2.0が利用できるので気軽にpovo2.0に変更することができます。
povo2.0ではau回線をそのまま使用できる
povo2.0に乗り換えた場合でもau回線を引き続き利用することが可能です。
povo2.0の場合はau回線をそのまま使用できるので通信品質は全く変わりません。
povo2.0 | au |
下り平均:68.61Mbps 上り平均:14.35Mbps | 下り平均:76.95Mbps 上り平均:14.02Mbps |
速度がほとんど変わらないのは安心できますね!
- povo2.0の速度についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
SIMロック解除が不要
別キャリアに乗り換えする際は基本的に端末のSIMロック解除が必要ですが、auからpovo2.0への乗り換えの場合は使用回線が同じなのでSIMロック解除の必要がありません。
参考までにau・ドコモ・ソフトバンクのSIMロック状況について
■au
2021年10月1日以降に発売された端末
⇒SIMロック解除不要
2021年10月1日以前に発売された端末
⇒SIMロック解除が必要
■ドコモ
2021年8月27日以降に発売された端末
⇒SIMロック解除不要
2021年8月27日以前に発売された端末
⇒SIMロック解除が必要
■ソフトバンク
2021年10月1日以降に発売された端末
⇒SIMロック解除不要
2021年10月1日以前に発売された端末
⇒SIMロック解除が必要
プラン変更だけで予約番号が不要
乗り換えという表現を使用していますが厳密に言うとauからpovo2.0への移行はプラン変更といった形で非常に気軽に行うことができます。
povo1.0の時は完全にプラン変更でしたが、povo2.0になってからはauからの変更の場合でも支払先の設定が再度必要な点には注意が必要です。
ただキャリア間の移行の際に必要であるMNP予約番号は必要ないので手続きの難易度としては低めです。自宅から気軽に行えるのでかんたんにpovo2.0にすることができます。
違約金や事務手数料は無料
auからpovo2.0に乗り換える場合違約金や事務手数料などの費用は一切発生しません。初期費用が発生しないので乗り換える際のデメリットが見当たらないですよね。
■auでの解約金・転出料
⇒無料
■povo2.0での契約事務手数料
⇒無料
ただし2022年12月20日以降に契約する場合、同一名義で5回線以上契約すると6回線目以降、1回線あたり3,300円(税込)の契約事務手数料が発生します。※過去1年以内に解約済み、審査落ちした回線も含みます。
auからpovo2.0へ乗り換える際の注意点7つ
povo2.0のメリットが分かったので続いてはauからpovo2.0にする際の注意点も確認しておきましょう。
基本的にはpovo2.0にするデメリットはほぼないといえますが、使用できなくなる機能などもあるので注意が必要です。乗り換えた後で後悔しないように事前に注意点を把握しておくことをおすすめします。
手続きはオンラインからでしか行えない
冒頭でもお伝えしましたがpovo2.0はauのオンライン専用ブランドです。手続きをすべてオンラインで完結させることで余計な経費を浮かせ、あれだけ安い料金プランが実現できています。
店頭はもちろん、電話での手続きも行うことはできません。契約などの手続き同様、サポートに関してもauショップなどでは一切対応してくれないので注意しましょう。
オンラインからしか手続きができないのはこのご時世メリットとして捉えられますが人によってはデメリットと感じることもあります。どうしても店頭で手続きをしたい場合はpovo2.0はおすすめできません。
キャリアメールは引き継ぎには別途料金が必要
povo2.0ではキャリアメールの用意がないので基本的にはGmailやYahoo!メールなどのフリーアドレスを取得しておく必要があります。
申し込みはpovo2.0の公式サイトからではなく、auの公式サイトから行うことができます。
povo2.0では留守電が使えない
auでは通話オプションの一部で利用できた以下のサービスがpovo2.0では利用できません。
- 留守番電話
- 割り込み通話
- 三者通話
- 迷惑電話撃退サービス
- 待ちうた
- 着信転送
トッピングでも留守番電話といったサービスは購入できないのでauで利用していた人にとっては少し不便に感じるかもしれません。仕事などでどうしても留守番電話が必要な人はpovo2.0の利用は厳しいのが現状です。
料金を下げつつ留守番電話サービスを利用したい場合はUQモバイルなどがおすすめです。
スマートバリューや家族割は廃止される
povo2.0では家族割や光回線とのセット割はありません。
auからpovo2.0に乗り換えた場合、それまでauで組んでいたスマートバリュー(光回線とのセット割)や家族割、家族割プラスは自動的に廃止されます。
家族全員au(4人家族)で一人だけpovo2.0にした場合、povo2.0にした家族は家族割プラスのカウント対象になりますか?
残念ながらpovo2.0はauの家族割プラスのカウント対象になりません。
家族割での家族間無料通話もできないので家族同士で電話を多くする場合は注意しましょう。
auでの残データは引き継げない
povo2.0は基本料金0円なのと同時に初回のデータ量は0GBなので、トッピング購入する必要があります。
auからpovo2.0に乗り換えた場合、auでのデータ容量が余っていたとしても引き継ぐことはできないのでpovo2.0に乗り換えた後はトッピング購入でデータを追加しましょう。
とはいっても現在のauのプランはおおまかに分けると従量制のピタッとプランか使い放題のデータMAXプランだけです。余程古いプランを利用いていない限りは、データがそもそも余るといったことが少ないと思うので「auでデータを使い切ってからにしよ」といったことはそこまで考えなくても問題ないです。
povo2.0では端末販売がない
auを含むほとんどのキャリアは端末販売を行っていますがpovo2.0では現時点で端末の販売を行っていません。
大手キャリア以外に格安SIMでもiPhoneやOPPOなどのAndroidSIMフリースマホを販売していることがほとんどなのでこの点は残念ですね。
ahamoではドコモ端末の販売も行っているのでpovo2.0でもそのうちauの端末が購入できることに期待しましょう。
povo2.0で新しく端末購入したい場合はauで事前に機種変更しておくか、auスマホを端末のみ購入するか中古で入手するといった方法がおすすめです。
支払い方法は原則クレジットカードのみ
auではクレジットカードの他に口座振替や請求書払いなどの支払い方法が選択できましたが、povo2.0での支払い方法はクレジットカードのみです。
auからpovo2.0の乗り換えであっても申し込みの際にクレジットカードが必須なので持っていない人は契約までに作成しておきましょう。
クレジットカード以外にデビットカードやプリペイドカードが利用できるといった事例もあります。
auからpovo2.0への乗り換えがおすすめな人は?
ここまでauからpovo2.0の乗り換え方法やメリットデメリットを紹介してきましたが、auからpovo2.0への乗り換えがおすすめな人はどんな人でしょうか?
①とにかく月額料金を安くしたい人
家族割やスマートバリューの割引を含めてもこれだけの差があるのでpovo2.0にするメリットは大きいですよね。auでの毎月の支払いが高くて困っている人はpovo2.0にすることで大幅に通信費を節約できますよ。
②使用データが月ごとに変わってくる人
他のキャリアではデータの追加購入は1GBあたり1,000円前後と高額ですが、povo2.0の場合は1GB(7日間):390円で購入することができます。
その月ごとにデータを購入できるので月ごとにデータの使用量にバラつきがある場合はpovo2.0の利用がおすすめできます。
③店頭でのサポートが面倒だと感じる人
店頭で契約や些細なプラン変更などをする場合、とにかく手続きに時間がかかるので面倒だと感じることも多いですよね。povo2.0では契約から解約まですべてオンラインのみで完結できます。
店頭での手続き・サポートが面倒な場合はpovo2.0をおすすめします。
povo2.0は幅広い年代の人におすすめできますね!なるべく接触を避けたいこのご時世にぴったりだと感じました。
auからpovo2.0への乗り換えに関するよくある質問
最後にauからpovo2.0への乗り換えに関するよくある質問に答えました。
気になる疑問を解決しましょう。
【まとめ】auからpovo2.0への乗り換えは簡単にできる!申し込み方法は3ステップでOK
今回はauからpovo2.0への乗り換え方法を解説させていただきました。
留守番電話が使えないなどまだまだ改善点はありますが月額料金はauと比較して大幅に安くなります。通信料の高さで迷っている人は是非povo2.0を検討してみてください。
auから簡単に乗り換えられるなら今すぐにでも試してみようかな!
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