povoを契約するか迷っています。デメリットが多いと聞いて少し不安ですが、実際はどうなのでしょうか?
こちらの記事では口コミ・評判を元にしたpovoの注意点、そして向いていない人の特徴を解説します。
結論から言うとpovoは基本料金0円なので、非常におすすめできる回線の一つです。しかし一方で従来のプランとは利用方法が違うため、povoをうまく使いこなせずデメリットだらけと感じてしまう人が多いのも事実。
当サイトではpovoのデメリット・注意点を徹底調査させていただきました。そしてpovoはどんな人におすすめができるのかを正直にお伝えします。
少しでもpovoを利用するか迷っている人がいれば是非参考にしていただければ幸いです。
- 記事後半ではおすすめの格安SIMも紹介しています
povoのデメリット・注意点を確認していただき、どうしてもpovoが肌に合わないと感じた人はそちらも併せてご確認ください。
※本記事ではpovo2.0を元にして話を進めていきます。
- povoの口コミ・評判
- auと比較した場合のpovoのメリット・デメリット
- povoがおすすめな人・おすすめじゃない人の特徴
- povo以外におすすめな格安SIM
povoの注意点・デメリットの前に【povoの基本情報を確認】
povoの注意点・デメリットを確認する前に
- まずはpovoの基本情報を確認していきましょう
基本料金 | 0円 |
月額料金 | データ使い放題:330円 1GB(7日間):390円 3GB(30日間):990円 20GB(30日間):2,700円 60GB(30日間):6,490円 150GB(180日間):12,980円 ※その他期間限定トッピングもあり |
国内通話料 | 22円/30秒 |
国内SMS利用料 | 送信:3.3円/1通(70文字まで) 受信:無料 |
支払い方法 | クレジットカード(VISA/Mastercard/JCB/AMERICAN EXPRESS) ※povo1.0では口座振替も可能でしたが2.0ではクレジットカード限定となっているので注意 |
最低利用期間 | なし |
事務手数料/解約金 | 無料 |
povoは非常に低価格な料金形態から格安SIMとして認識されていることが多いですが、厳密に言うと格安SIMではなく「au(KDDI)のオンライン専用ブランド」。
ahamo(ドコモ)、LINEMO(ソフトバンク)に並ぶ大手キャリアが打ち出した格安ブランドで各キャリアの高品質な回線をフルで使用できることが最大の特徴です。
料金プランには他のキャリアにはない基本料金0円+トッピングでデータを買い足す「トッピング方式」が採用されています。そのため高速通信を行うためには1GBあたり390円~のデータをアプリ上から買い足す必要があり、良くも悪くもこうした部分がデメリットと思われる部分の一つでもあるのです。
トッピングなしでもデータ通信は利用可能ですが、通信速度が最大128Kbpsと非常に遅いことに付け加え、180日以上トッピングがなかった場合は利用が停止されてしまう可能性も。
通話のみでpovoを利用するなど、特別な理由がない限りはデータトッピングをして利用することがほとんどでしょう。低容量の3GBは990円~と他のキャリアと比較しても低価格で購入することができます。
povoのトッピングについて詳しく知りたい人は下記の記事で詳しく解説しています。
povoの料金システムや月額料金を見る限り、特にデメリットが多いようには感じません。むしろ人によっては好きなようにカスタマイズして利用できるpovoにメリットを感じることの方が多いのでは?とも思います。
次の項目でpovoに対する実際の口コミ・評判を確認していきましょう。
povoは実際どうなの?povoの口コミ・評判を確認してみた
- こちらの項目ではpovoは実際どうなのという疑問に答えていきます
実際にpovoを利用している人の口コミ・評判を集めてみました。
Twitterやみん評からpovoについての良い評判、悪い評判を抜粋したのでご自身の目で本当にpovoがデメリットだらけなのかを確かめてみてください。
中にはpovoに対して辛辣な意見もありますが、包み隠さず掲載しているのでしっかりとpovoが契約するに値するかを見極めましょう。
povoの良い評判:基本料金が0円なのでサブ回線に最適
povoはやはり基本料金が0円という点でメリットを感じる人が多いようです。
以下はTwitterから抜粋した口コミですが、メイン回線でなく基本料金0円を活かしてサブ回線として利用している人がほとんどでした。
povoは180日以上トッピングをしない場合は強制解約されてしまう可能性があるので、半年に一度トッピングをすることで大幅に維持費を抑えて運用されている人も。
基本的に使わなければ0円というのは本当に画期的だと思います。楽天モバイルの基本料金が0円でなくなった今、povoは唯一ほぼ0円で運用できる回線ですから貴重な存在です。
povoの悪い評判:サポート面に対しては不安が大きい
povoでは店舗での対人サポートだけでなく、電話によるサポートも基本的に行っていません。
そのため何かトラブルがあった場合はチャット対応になるのですが、このチャット対応に対しての不満が多くありました。
以下はみん評から抜粋した口コミです。下記の口コミ以外にもみん評にはpovoのサポート面に対する不平不満が散見されました。
引用元:みん評サポートに金をかけないことで、費用を抑えるというコンセプトのためか、何かトラブルがあった時の対応は極めて不親切。
半年利用した感想は、トラブルなく利用できている期間は、サポートに何か問い合わせることもないので問題ないが、不具合で確認せざるを得なくなった時に、とても非効率で、サポートの言動も非常に不快にさせられます。
投稿日:2022.05.20
Twitterにもpovoのサポートに対する不満がありました。
チャット対応の場合、ほとんどがAIでのチャット対応なので会話が嚙み合わず本題が一向に進まないといったっことが頻繁にあるそうです。
実はこうしたサポート面に関する問題はpovoだけに限った話ではないのです。
格安で提供される通信事業者の多くが「人件費=対人でのサポート」を減らすことで低価格な料金プランを維持しています。
ahamoやLINEMOでも対人サポートがないためpovoにあったような不満が。以下の口コミはahamoのサポート面に対する口コミです。
引用元:みん評格安であってもオンラインのみの対応では使いずらさを実感しました。
機種変後の電波不具合の対応はとても冷たいものでした、
チャットで専用オペレーターとやりとりするもマニュアル通りの返答しか返ってこず。未解決。
投稿日:2021.09.17
オンライン専用ブランドにすることで低価格かつ高品質な回線サービスを提供できているpovo・ahamo・LINEMOですが、街中にショップがあるauやドコモで当たり前のように受けられるサポートを求める人にとっては不便だと感じる面もあるようですね。
povoの評判まとめ:ユーザーからの満足度は低め
口コミ・評判を見る限り、povoは「安い」ということ以外にそこまでメリットを感じている人が少なかったです。
回線はauをフル利用のはずが他の格安SIM同様昼間や夕方の通信速度が遅くなるといった口コミもあり、ユーザーからの満足度はどちらかというと低めなことが分かりました。
特にサポート面に対する不満は仕方ないとも思える反面、KDDIという看板を背負っている以上は少しでも人件費をかけて改善してほしいですよね。
今回の口コミ調査の結果では、残念ながら”auのオンライン専用ブランドであるため元々の期待値が大きい”ということだけがpovoの評判が悪い原因ではないようです。ここまで利用者からの評判が悪いと少し不安ですよね。
ただ本当にpovoがデメリットだらけなのか気になる人も多いのではないでしょうか?次の項目でpovoのメリット・デメリットを今一度確認していきましょう。
povoはデメリットだらけ?auと比較した場合のメリット・デメリット
povoの口コミ評判はあまりいいものではなかったですね。この項目ではpovoのメリット・デメリットを本家auと比較して解説していきます。
auからpovoに乗り換えを検討している人は是非参考にしていただければと思います。
簡単にpovoとauの比較表を作成してみました
比較項目 | povo | au |
---|---|---|
月額料金 | 【基本料金0円のトッピング方式】 データ使い放題:330円 1GB(7日間):390円 3GB(30日間):990円 20GB(30日間):2,700円 60GB(30日間):6,490円 150GB(180日間):12,980円 ※その他期間限定トッピングもあり | 【ピタっとプラン5G=使用データ量に応じて料金が変動】 ~1GB:2,178円~ ⇒割引前:3,465円 1GB~4GB:3,278円~ ⇒割引前:5,115円 4GB~7GB:4,928円~ ⇒割引前:6,765円 ※家族割プラス、auスマートバリュー適用時 【使い放題MAX 5G/4G=データ無制限プラン】 4,928円~ ⇒割引前:7,238円 ※家族割プラス、auスマートバリュー適用時 |
最低料金 | 0円~ | 2,178円~ |
通話オプション | 5分以内通話かけ放題:550円/月 通話かけ放題:1,650円/月 | 通話定額ライト2(5分以内かけ放題):880円/月 通話定額2(通話かけ放題):1,980円 |
スマホ保証 | スマホ故障サポート:830円 | ・故障紛失サポートwith Cloud:990円/月~ ・故障紛失サポート with AppleCare Services & iCloud+:777円/月~ |
キャリアメール | なし(大手キャリアから有料で引継ぎ可能) | あり ・@au.com ・@eweb.ne.jp |
光セット割 | なし | 【auスマートバリュー】 月額料金から1回線あたり最大1,100円/月の永年割引 |
家族割 | なし | 【家族割・家族割プラスともに最大10回線まで】 家族間の国内通話・SMS送信料が24時間無料 家族割プラスの加入人数に応じて1回線あたり最大1,100円/月の永年割引 |
テザリング | 無料・容量無制限 | 無料・最大データ容量80GBまで |
支払い方法 | クレジットカードのみ | クレジットカード 口座振替 KDDIまとめて請求 |
海外利用 | 海外ローミング非対応 | 海外ローミング対応 |
こうして比べてみるとpovoはauの豊富なオプションを取り除くことで分かりやすく&低価格ですっきりとした印象のあるプランだと感じますね。
逆にauはpovoにはない独自特典が豊富でユーザーに手厚い印象を受けます。上記の比較表を元にpovoのメリット・デメリットを確認していきましょう。
【メリット】
【デメリット】
メリットその1:基本料金が0円!通信費が大幅に下がる
auでは最低料金がピタっとプラン5Gの~1GB:2,178円(各種割引適用時)でしたがpovoでは基本料金が0円と大きく差があります。
まったく使わなければ0円なので維持費はpovoに分がありますね。
同じ1GBの料金で比較した場合は以下のとおり
povo | au |
1GB:390円(7日間) | ~1GB:2,178円 |
povoの場合は7日間のみのトッピング、auの場合は1GBまでの料金ですがあきらかにpovoの方がお得に感じますよね。
料金形態がpovoとauでは大きく違うので完全に比較することは難しいですが、長期的に利用したとしても料金面ではpovoの圧勝です。
なおかつauの場合、家族割プラス・auスマートバリューの割引を最大限に受けなければ最低料金になりません。
その点povoでは割引がなくても低価格な料金で使用できるので、家族割や光回線とのセット割を気にしないで利用したい場合はpovoがおすすめです。
メリットその2:au回線がそのまま使える!5Gにも対応
povoではau回線を利用することができ、5G通信にも対応しています。
普段格安SIMを利用している人からすれば「それって当たり前じゃないの?」と思うかもしれませんが、povoは格安SIMと違って回線の一部分だけでなく回線をフルで利用することが可能です。
回線を”レンタル”する格安SIMと違って回線を”そのまま使用する”ことができるのですね!
povoは格安SIMではないですが、料金設定の低さから現状格安SIMとして扱われることが多いです。
格安SIMでは大手キャリアの回線の一部をレンタルして提供されています。借りている回線がたとえ一部分だったとしても「○○の回線を使用しています。」と言えてしまいますが、実際はフルで使用できているわけではないので通信速度は貸出元のキャリアと比較した場合、大きく劣ってしまいます。
その点au回線をフルで利用できるpovoでは、通信速度も安定性も本家auと比較してほとんど変わることはないのです。
以下はpovoとauの実測値をみんなのネット回線速度を参考に比較したものです。
povo | au |
平均ダウンロード速度: 78.78Mbps 平均アップロード速度: 14.48Mbps | 平均ダウンロード速度: 77.33Mbps 平均アップロード速度: 13.69Mbps |
通信速度にほとんど差がないのがよくわかりますね。アップロード速度に関してはpovoの方がわずかに速い結果になりました。
メリットその3:テザリングは無料!申し込みも不要
povoではテザリング機能を申し込み不要かつ無料で利用することができます。
今やほとんどのキャリアでテザリングが無料で提供されていますが、少し前まではテザリングは基本的に有料オプションという扱いでした。
本家auでは新規受付のプランは無料提供ですが、旧プランの場合毎月550円のテザリング料金が発生していたので、利用したくても料金を削るためにあえて外していた人も多いのではないでしょうか。
povoなら契約した時点でテザリングが標準装備されているので、開通後トッピングをしてすぐにテザリングが利用できますよ。オプションではないので別途申し込みも不要です。
povoのテザリングについては下記の記事でも解説しています
メリットその4:eSIMに対応しており手数料も無料
povoでは物理SIMだけでなくeSIMにも対応しています。
eSIMは物理SIMと違ってまだまだ浸透していないのでキャリアによっては事務手数料とは別にeSIM発行手数料を請求することもありますが、povoの場合はeSIM発行に関する手数料は一切発生しません。
ちなみに本家auではeSIMを発行する際に契約事務手数料3,300円が発生しますが、povoでは事務手数料が一切発生しません。
余計な費用をかけずに契約できるのもpovoも強みです。
eSIMは物理SIMカードと違って端末本体に内蔵された部品に通信事業者からダウンロードしたアプリやプロファイルを読み込ませることで、その場ですぐに通信をすることができます。
そしてデュアルSIMに対応しているスマホであればeSIMと物理SIMを同時利用することもできるので2つのキャリアの料金プランを組み合わせて利用することができるのです。
povoは基本料金が0円なので緊急用のサブ回線としても非常に優秀です。メイン回線は別のキャリアでサブでpovoのeSIMを利用する人も多いですよ。
デュアルSIMは徐々に対応できる端末が増えています。どのキャリアであっても通信障害が起こることが日常茶飯事な今、デュアルSIMでpovoのeSIMを契約しておくと何かあった時の対策にもなるのでおすすめです。
povoのeSIM、デュアルSIMについては下記の記事でも解説しています
デメリットその1:データの繰り越しはできない
povoではトッピング購入したデータを期間内に使いきれなかった場合、購入した分のデータは消失してしまいます。
つまりデータの繰り越しができないので余計なデータトッピングをしてしまい、データが余ってしまった場合は無駄になってしまうことに。
auでは現在従量制のプランと無制限プランのみ(タブレットは定額プランあり)となっているため、データを繰り越すということはタブレットの定額プラン以外はほとんどありません。
一方、povoと同じくauのサブブランドであるUQモバイルではデータ繰り越しができるので初めてpovoを利用する場合、繰り越しできないことが不便だと感じてしまうこともあるでしょう。
繰り越し機能はおそらく今後も搭載されないので、トッピングをする際には使い切れる分だけのデータを購入するようにしましょう。
デメリットその2:家族割やスマートバリューの対象外
povoはauで利用できた家族割やスマートバリューの対象外です。
auを始めとする大手キャリアでは単体で契約するよりも複数で契約することで月額料金が下がるなど、家族向けのサービスが多く存在します。
- 家族割:家族間同士の国内通話料・SMS送受信料が無料
- 家族割プラス:加入人数に応じて1回線あたり最大1,100円/月の永年割引
- スマートバリュー(auひかりとのセット割):月額料金から1回線あたり最大1,100円/月の永年割引
家族割プラスにいたっては加入人数に応じて値引き額が変動します。
au公式サイトによると2019年9月以前に同一の光回線との組み合わせでスマートバリューに加入している回線も家族割プラスのカウント対象となっているのですが、povoは当然カウント対象としても判定されません。
下記の表を見て分かるように家族割プラスは加入人数(対象人数含む)が2人から3人以上に増えるだけで一人当たりの割引額が550円も変わってきます。
家族割プラス加入人数 | 2人 | 3人~ | さらにauスマートバリュー加入の場合 |
値引き額 | 翌月から 550円割引/月 | 翌月から 1,100円割引/月 | 翌月から 1,100円割引/月 |
家族ぐるみでauを契約している場合、一人がpovoに乗り換えるだけで同じグループの家族の月額料金が上がる可能性があるので乗り換える際は注意が必要です。
デメリットその3:毎月トッピングする必要がある
povoは契約後、トッピングをしなければ高速データ通信が利用できません。
※トッピングをしなくてもデータ通信は可能ですが、通信速度が最大128Kbpsなのでほぼ使い物になりません。
サブ回線であれば自分が必要な時にだけでデータトッピングを行えばいいですが、メイン回線としてpovoを利用する場合は毎月データトッピングをする必要がありますよね。
初めてpovoを利用する人にはデータが無くなる度にトッピングをすることが煩わしく感じるかもしれません。
以下の口コミではトッピングをし忘れて速度制限になってしまったことが書かれていました。
特にauから乗り換えた場合、トッピング方式に慣れていないので口コミにあるようなトッピング忘れが起こりがちです。
「povoの通信速度が急に遅くなった」という人はもしかすると単純にトッピングをし忘れている可能性があるのでpovo2.0アプリからデータ残量を確認してみましょう。
デメリットその4:支払い方法はクレジットカードのみしか選べない
2023年時点、povoでは支払い方法にクレジットカードしか選択することができません。(デビットカードであれば利用できるという情報はあり)
auでは支払い方法として下記のような方法が選択できました。
- 口座振替
- クレジットカード払い
- KDDIまとめて請求
大手キャリアでは当たり前のようにできた口座振替ができないだけでもpovoが不便だと感じてしまいますよね。
povoでは契約時にクレジットカードが必要なので、クレジットカードを持っていない場合は申し込むことすらできません。
auからの乗り換えの場合であってもauの時の支払い方法を引き継ぐことはできないので家族でKDDIまとめて請求を利用している場合は、povoに乗り換える回線だけ新たに支払先の設定が必要となるので注意しましょう。
デメリットその5:海外では利用できない
auを含む大手キャリアでは海外に行ったときに自動的にその国の電波帯に対応して、国内と同じようにデータ通信ができる「海外ローミング」が当たり前のように利用できましたが、povoではこの「海外ローミング」に対応していません。(povo1.0では利用可能)
メイン回線としてpovoを利用している場合、海外に渡航した際は現地で利用可能なモバイルルーターを事前にレンタルしておくなどの対策が必要となります。
povoと同じく大手キャリアの新プランとして登場したahamoでは海外ローミングが追加料金なしで利用可能なので、今後povoが海外で利用できるようになる可能性は十分あります。
大手3キャリアの新プランの海外ローミング対応は以下のとおり
ahamo | LINEMO | povo | |
海外ローミング料金 | 無料 | 3GB:980円(24時間) 9GB:2,940円(72時間) | 非対応 |
申し込み | 不要 | 必要 | – |
利用可能データ | 20GB | 3GB・9GB | – |
こうして確認するとahamoが海外利用には最も適した回線であることが分かります。
povoを利用していてどうしても海外に行く必要がある人は、モバイルルーターをレンタルするか海外ローミング対応の回線に乗り換えるなども検討してみましょう。
デメリットその6:実店舗での契約・サポートは不可
povoはKDDIのオンライン専用ブランドです。そのため、実店舗での契約やサポート対応は一切受けることができません。※サポート対応はチャット対応のみとなるのでオンライン操作に自信がない場合、povoはおすすめできません。
auではauショップや家電量販店にある代理店で契約を含む手続きが行えました。何か困りごとがあった場合でもすぐに最寄りの店舗にかけ込めたことを考えるとpovoが不便だと感じることもあるでしょう。
”対面サポートを全く受けることができない”ということを知らずにpovoに乗り換えた場合は後悔する可能性が非常に高いです。
普段からスマホ関連の困りごとですぐにショップや代理店に足を運んでいた人はpovoを含むオンライン専用ブランドへの乗り換えは控えた方がいいかもしれませんね。
デメリットその7:通信速度制限になると128Kbpsに
povoではトッピングしたデータを使い切ってしまった後、通信速度が最大128Kbpsまで制限されてしまいます。
128Kbpsではテキストメッセージの送受信は可能ですが動画再生となると最低画質でも見れるか見れないかの瀬戸際といった所…正直ストレスが溜まる速度であることは間違いないでしょう。
povoの通信制限時の速度が最大128Kbbpsなのは本家auの速度制限時の速度が同様の128Kbpsであるからかもしれませんね。
ahamo、LINEMOと比較した場合ですが速度制限時の最大通信速度はpovoが最も遅い結果となりました。
追加データ購入は7日間という期間が設定されてはいるもののpovoが最も安い結果に。
ahamo | LINEMO | povo | |
速度制限時の最大通信速度 | 1Mbps | ミニプラン:300Kbps スマホプラン:1Mbps | 128Kbps |
データ追加購入 | 1GB:550円~ | 1GB:550円~ | 1GB:390円~ |
auで速度制限になってデータを追加購入する場合は1GB:1,100円と高額ですが、povoであれば1GB:390円ですぐにトッピングできます。
その点はauと比較してお財布に優しいシステムですよね。
デメリットその8:端末販売がないので自分で用意する必要がある
povoでは端末販売を行っていないので、対応機種を自分で用意しなければなりません。
今お使いのスマホをそのまま利用できるのであればそこまで問題ではないですが、お使いのスマホがpovoの対応機種出ない場合はauオンラインショップで端末のみ購入をするか、対応機種を調べて中古などで購入する必要があります。
乗り換えと同時に端末購入ができないので少々手間がかかるのことが難点です。
povoを契約後に機種変更したい場合も同様で、povo以外で機種を用意する必要があるので頻繁に機種変更をしていた人にはあまりおすすめできません。
povoの対応機種については下記の記事で解説しているので参考にしてください
povoはauの格安プラン?おすすめな人の特徴
povoのメリット・デメリットを把握したうえで、povoがおすすめな人の特徴を紹介します。
- povoがおすすめな人の特徴は以下のとおり
この項目をご覧いただきpovoが自分に合っているかも!と感じた場合はpovoの利用をおすすめします。
とにかく通信料を抑えたい人
povoは基本料金が0円のためどのキャリアよりも圧倒的に通信料を抑えることができます。
例えばpovoと同じくau回線を使用しているUQモバイルでは3GB(セット割なし)を契約する場合、1,628円です。一方のpovoは3GBが条件なしに990円(30日間)で利用することができます。
auからpovoに乗り換えた場合も同様で、月額料金が大幅に下がることは間違いないです。
それにpovoはトッピングさえしなければ料金はかからないので、何かしらの理由で自宅にいる期間が長い場合は自宅のWi-Fiだけでデータ通信を行うことで余計な費用は発生しません。
今やバスの中やカフェ、商業施設や職場など至る所にフリーWi-Fiが設置されていますよね。外出が多い場合でもフリーWi-Fiをうまく利用することで通信料を最小限に抑えることも可能ですよ。
毎月使用するデータに変動がある人
上記の項目でも紹介しましたがpovoでは基本料金が0円、そしてトッピングをすることで利用する仕組みとなっています。
このトッピング方式は毎月使用するデータに変動がある人に最適な料金形態です。
使いたい時だけトッピングすることもできますし、あまりデータを使わない月であればトッピングをしないことで無駄な出費を抑えることができます。
本家auでは最安料金プランのピタっとプランを契約しているとその月まったくデータを消費しなくても2,178円~の月額料金が発生してしまします。
使わなければ0円、使いたい時に気軽に低価格でデータを購入できるといったプランがあるのは現時点ではpovoだけなので、データ消費にバラつきがある人はpovoが最もおすすめです。
サブ回線を検討している人
前述したように、基本料金0円+好きなタイミングでデータを購入できるpovoはサブ回線に最も適した回線です。
基本料金0円のメリットを最大限活かすのであればメイン回線よりもサブ回線の方が向いているとも言えます。
例えばメイン回線をahamoにしてサブ回線をpovoにしておけばドコモ回線で通信障害などが起きた際もpovoでデータをトッピング購入すればすぐにauの高速回線を使用することができます。
なおかつ普段は料金をかけずに回線を寝かしておくこともできるのでサブ回線としてこれ以上ない役割を果たせますよ。
ただしpovoは180日以上トッピングがないと利用停止されてしまう恐れがあるので半年に一度はトッピングをしましょう。
povoは注意点が多い?おすすめできない人の特徴
続いてpovoの利用がおすすめできない人の特徴を紹介します。
- povoがおすすめできない人の特徴は以下のとおり
おすすめできない特徴に当てはまる人は次の項目で紹介する格安SIMも検討してみてください。
家族にauユーザーが多い人
家族にauユーザーが多い場合、povoに乗り換えてしまうことで家族の月額料金が上がってしまう可能性があります。
デメリットで紹介した家族割プラスでは加入人数に応じて割引が変動するためpovoに変えたユーザーだけは安くなり、auに残ったユーザーは月額料金が上がってしまうということになりかねません。
家族同士の通話も無料ではなくなってしまうので、auの時と同じ流れでついつい電話をかけて高額な通話料が発生してしまうことも考えられます。
家族でauを契約している場合は事前に相談した方がいいでしょう。
オンラインでの操作が苦手な人
povoでは前述したように実店舗でのサポートを一切受けることができないので、手続きはすべてオンライン上から行う必要があります。
そのため契約やトッピングは自分だけの力で行わなければならないので、普段何かある度にショップや代理店でサポートをお願いしていた人にとってはpovoの利用は難しいかもしれません。
サポート面であればチャット対応で相談できますが、チャット対応に慣れていない場合てこずることが予想されます。auでは157に電話することでスマホに関する相談ができましたが、povoは完全にオンラインのみなのでそのことを理解した上での契約をおすすめします。
頻繁に機種変更をする人
デメリットでも紹介しましたがpovoでは端末販売を行っていません。
auではスマホトクするプログラムにより、端末返却を伴う機種変更を定期的に行うことができます。そのため新型のiPhoneが発売される度に機種変更をするといったことが可能でしたが、povoの場合は新型iPhoneを購入するにはAppleshopで購入するかauを含む他社に乗り換えて購入するなど中々手間がかかります。
頻繁に機種変更をしたい人はpovoの利用は避けた方がいいかもしれません。
【povoが向いていない場合】おすすめ格安SIM4社を紹介
povoのデメリット・おすすめできない人の特徴を確認したうえで、どうしてもpovoが自分に合わないかも..と感じた人向けに、当サイトおすすめの格安SIMを4社紹介します。
おすすめ度 | ||||
---|---|---|---|---|
比較項目 | 【UQモバイル】 | 【ワイモバイル】 | 【ahamo】 | 【LINEMO】 |
月額料金 | 3G:990円~ 15G:2090円~ 25G:2970円~ ※各種割引適用時 | 3GB:990円~ 15GB:2178円~ 25GB:3058円~ ※各種割引適用時 | 20GB:2970円 100GB:4950円 | 3GB:990円 20GB:2728円 |
通話オプション料金 | 通話放題ライト:880円 通話放題:1,980円 | 10分間かけ放題:770円 24時間かけ放題:1870円 | 5分間かけ放題:標準装備 24時間かけ放題:1100円 | 5分間かけ放題:550円 ※1年間は無料 24時間かけ放題:1650円 ※1年間は1100円 |
光セット割 | あり | あり | なし | なし |
実測値 | 平均ダウンロード速度: 78.56Mbps 平均アップロード速度: 14.75Mbps | 平均ダウンロード速度: 66.92Mbps 平均アップロード速度: 16.19Mbps | 平均ダウンロード速度: 161.13Mbps 平均アップロード速度: 17.3Mbps | 平均ダウンロード速度: 52.28Mbps 平均アップロード速度: 14.8Mbps |
最新キャンペーン情報 | 【オンラインショップ限定キャンペーン】 ⇒SIMのみ契約+増量オプション2に加入で最大13,000円相当のau PAY残高還元 | 【オンラインショップ限定キャンペーン】 ⇒SIMのみ契約+PayPayアプリ連携で最大11,000円相当のPayPayポイントプレゼント 【ワイモバイルLINEキャンペーン】 ⇒抽選で1,000名にPayPayポイント1,000円相当が当たる | 【ahamoでディズニープラスを楽しもうキャンペーン】 ⇒ahamoユーザー限定:ディズニープラス毎月990円が最大6ヶ月間割引 ⇒他社からahamoに乗り換えてディズニープラスを同時契約するとdポイント3,900ptやQUOカード5,000円分がもらえる 【ahamo大盛り×Galaxy Flip4】 | 【年末年始限定!スマホ乗り換え大応援】 ⇒スマホプランに乗り換えでPayPayポイント15,000円相当プレゼント 【ありがとうだモン♪キャンペーン】 ・誰でもデータ2倍増量キャンペーン ・オプション3ヶ月無料キャンペーン 【ミニプラン基本料最大半年間無料キャンペーン】 ⇒ミニプラン990円/月×最大8ヶ月分のPayPayポイントがもらえる 【LIMEMO招待プログラム】 ⇒招待した人もされた人もPayPayポイント1,500円相当プレゼント 【PayPayポイントあげちゃうキャンペーン】 ⇒スマホプランへの乗り換えで10,000円相当のPayPayポイントプレゼント ※新規の場合は3,000円相当 |
UQモバイル:auサービスとのセット割あり
UQモバイルと言えばauのサブブランド回線であり、au回線を利用した格安SIMの中で料金面、回線品質共に最も優秀な回線として知られています。
povoが登場するまではau回線を安く使える唯一のキャリアでしたがpovoの契約数が増えたことによって若干立場を奪われつつあります。
ただauほどではないですがオプションやサポート面に対して力を入れており、店舗での契約やサポートも受けることがでるのでauとpovoの中間的な立場にあると言っていいでしょう。
後述するワイモバイル同様、他の格安SIMと比べて料金設定は高めですがauの通信設備をレンタルではなくそのまま使用しているので通信速度はauやpovoと大差がありません。
みんなのネット回線速度を使って比較しても通信速度にほとんど差はありません。
povo | au | UQモバイル |
平均ダウンロード速度: 78.78Mbps 平均アップロード速度: 14.48Mbps | 平均ダウンロード速度: 77.33Mbps 平均アップロード速度: 13.69Mbps | 平均ダウンロード速度: 78.56Mbps 平均アップロード速度: 14.75Mbps |
最低料金の3GB:990円は「自宅セット割」利用している場合はUQモバイルが選択肢として候補に挙がるでしょう。
ワイモバイル:家族での利用がお得
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランド。立場的にはUQモバイルのソフトバンク版といったところです。
通信速度に関しては格安SIMの中で最も速いと言われていましたが、みんなのネット回線速度を確認したところ平均ダウンロード速度が66.92Mbpsでしたのでau回線を使ったpovoやUQモバイルの方が速い結果となりました。
UQモバイル同様、最低料金の3GB:990円にするには家族割(2回線以上)かソフトバンク光やソフトバンクAirとのセット割である「おうち割光セット」が必須条件となってきます。
ソフトバンクのオンライン専用ブランドLINEMOではオンラインでしかサポートが受けられませんがワイモバイルなら全国各地にあるワイモバイルショップでサポートを受けることができますよ。
ahamo:大容量のデータを使う場合おすすめ
ahamoはドコモのオンライン専用ブランドとして登場。高品質なドコモ回線が20GB:2,970円で利用できるということで登場時から大きな注目を集めました。
通信速度に関しては平均ダウンロード速度が161.13Mbpsと驚異的な数値を記録しています。
大手3キャリアの中でドコモ回線が最も通信面で優れているので、通信速度にこだわりがある人はahamoがおすすめですよ。もちろんpovoと同様でドコモ回線をフル利用できるので本家ドコモと比較しても実測値に差はほとんどありません。(ドコモの平均ダウンロード速度:187.05Mbps)
料金プランは20GBだけで、大盛りオプションとして+1,980円を支払えば最大データ容量が100GBまで利用できるようになります。
100GB:4,950円は高コスパなので月のデータ使用料が多い人にはahamoがおすすめです。
LINEMO:キャンペーンが豊富
ソフトバンクがahamonの対抗策として出したのが、オンライン専用ブランドであるLINEMOです。
LINEMOは3GB:990円と20GB:2,728円の2つのプランで展開されており、非常にシンプルな料金形態が特徴です。ahamoやpovo同様ソフトバンク回線をフル利用できるので通信面に関しては安心して利用することができますよ。
みんなのネット回線速度では平均ダウンロード速度が52.28Mbpsという結果でした。30Mbps以上出ていれば十分高速回線と呼べるのでこの点は文句なしですね。
他のオンライン専用ブランドと比較するとキャッシュバックが非常に豊富で、乗り換えでスマホプラン(20GB)に加入することでPayPayポイントが10,000円相当もらうことができます。
ミニプラン(3GB)であれば月額料金990円のPayPayポイントが最大8ヶ月間ももらえるので、8ヶ月も実質無料で使えることができ大変お得です。
キャンペーンを重視したい人はLINEMOの契約がおすすめです。
ただオンライン専用ブランドなのでソフトバンク・ワイモバイルショップではサポートが受けられないことは理解しておきましょう。
povoのデメリット・注意点に関するよくある質問
最後にpovoのデメリット・注意点に関するよくある質問をまとめました。
疑問点を解消してpovoが本当にデメリットだらけなのかを今一度確認してみましょう。
【まとめ】povoはデメリットが多いがメリットも豊富
今回はpovoの口コミ評判やデメリットを元にpovoがどんな人に向いているのかを紹介させていただきました。
結果としてpovoはauと比較してデメリットが多かったですが、デメリットを補えるほどのメリットもあることがわかりましたね。
povoのデメリットについてよくわかりました。契約するか迷っていましたがさっそく申し込んでみようと思います。
povoのデメリットを知ってどうしても自分に合わないと感じた人は本記事で紹介した格安SIMも是非参考にしてくださいね。
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