一昔前ならいざ知らず、今の御時世にセキュリティソフト（ウイルス対策ソフト）を独自に入れる必要性はありません。殆どの人はその事を理解していますが、一部の人は慣習で入れ続けているようです。
もし、未だにセキュリティソフトをお使いでしたら、セキュリティソフトに頼らなくても済むように、ここで最低限のセキュリティ知識を学んで下さい。
OSデフォルトのセキュリティで十分
基本的にWindowsなりAndroidにはOS独自のセキュリティソフトが含まれています。iPhoneにおいては、各々のアプリが読み書きできる記憶領域が限定的なのでウイルス等が悪さできる余地がありません。
むしろ、セキュリティソフト自体が様々なトラブルの要因になる事が多く、色々なアプリの通信を妨げたり、安全なファイルのダウンロードができなかったりと厄介事の種です。
これを守ればセキュリティソフトは不要
下記の点をしっかり徹底していればセキュリティソフトはまず不要です。
- 信用できないサイトからアプリ（ソフトウェア）をダウンロードしてインストールしない。
- 届いたメールのURLからアクセスしてアカウントやパスワード、クレジットカード情報などを入力しない。
- 届いたメールに添付されているよく分からない中身（拡張子）のファイルを不用意に開かない。
- GoogleやYahoo!等で検索して出てきた見た事も無いショッピングサイトは偽サイトの可能性があるので個人情報を入力しない。
- 画面にウイルスに感染したと警告が出たらそれは偽の警告画面。表示された電話番号に架けたり、誘導されてアプリなどインストールしたりしない。
信用できるサイトか確認する方法
仮に信用できるかどうか分からないサイトからどうしてもアプリをインストールしたい場合、「アプリ名 危険」といったワードで検索すれば、本当に危ないアプリならいくつも情報が出てきます。
やたら安売りしている見た事も無いショップサイトはまず詐欺サイトとみて間違いありません。サイト内にある問合せ先メールアドレスのアットマーク以降を検索すれば、大体は詐欺サイトであるという情報が大量に上がってきます。
常にOSを最新の状態にすれば大丈夫
ここまでの内容を理解できる人なら、ウイルス対策ソフトはお金が勿体ないので導入不要です。
OSにはセキュリティ機能が含まれています。昔はOSのセキュリティは頼りないものでしたが、最近は十分頼りになります。
随分昔はインターネットに接続しただけでウイルスに感染したなんて事がありましたが、現在は普通に利用していてOSのセキュリティが役に立たずウイルスに感染したなんて話は聞きません。
OSを定期的にアップデートして常に最新の状態にしていれば、既に出回っているウイルスへの対策は実施済であると考えていいです。
ご心配なら、ご使用されているOS（Android、Windows、Mac等）にデフォルトでどういったセキュリティ対策が導入されているか検索するなどして調べて下さい。OSを最新の状態にしていればまず安全だという事が分かるはずです。
ブラウザにもセキュリティ機能がある
PCのChromeやEdge等の定番ブラウザは、独自のセキュリティ機能を持っています。危ないプログラムやファイルをダウンロードしようとすると警告が出たり、フィッシングサイトにアクセスすると警告が出たりします。
OSのセキュリティにブラウザのセキュリティと、既に二重のセキュリティが施されている状況で、更に有料のセキュリティソフトを導入する必要性があるでしょうか。
最悪、初期化すれば大体解決
PCやスマホの動作がおかしくなったらクリーンインストール（OSを最初からインストールする事）や初期化をすれば、物理的な故障で無ければ基本的に解決します。なので、そこまで目に見えない脅威に怯える必要はありません。
ではでは。
